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2025年で凄いなと思ったwebデザインをご紹介
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2025年で凄いなと思ったwebデザインをご紹介

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(DATE)

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2025.12.31

(CATEGORY)

-

VGD of the year🏆

4回目のVGD(very good design)は、年の瀬という事で、2025年の衝撃的に凄いwebデザインを紹介致します。
sites of the year的なやつです。VGD of the year。
ただ、1つのサイトを決めるのではなく、2025年の凄いサイト、話題になったサイトを個人的見解で紹介していく、過去のVGDとなんら変わり映えはしません。

2025年のVDGの記事で紹介しているサイトは、この記事では紹介していません。
なので、以下の記事で紹介しているサイトも含めて、2025年個人的に凄いと思ったサイトになります。

ここ最近で凄いなと思ったWebデザインをご紹介①
ここ最近で凄いなと思ったWebデザインをご紹介②
ここ最近で凄いなと思ったWebデザインをご紹介③

VISION to STRUCTURE

https://www.vtos.jp/

制作には複数の方が係っているようですが、デザインは、有名なデザイナー中野浩明さんです。中野さんのデザインはどれも凄くて、中野さんの作品で1記事作れるくらいです。

このサイト、自分の中では究極のミニマルwebデザインなんじゃないか、と思っていたりします。
個人的考えなのですが、ミニマルは、余計な物を削っている分、レイアウトの上手い下手が鮮明に表れるデザインだと思います。なのでこのサイトを最初に見た時は、レイアウトの上手さ、美しさがガツンと入ってきました。

余白の取り方も、ページの性質や文章量、セクションの内容等、その時々に臨機応変に対応しているのかなと感じます。経験とセンスの両方があって成せるレイアウトだと思っています。

ミニマルのサイトは、タイトル以外の文章のフォントサイズは、小さいサイズが多い印象ですが、このサイトは割と大きめに設定されています。大きくすると何となく野暮ったく感じたりするのですが、全く感じさせず、むしろ洗練されています。
明朝系のフォントは、小さくするとホントに読みにくくなるので、それも関係してるのかな、と個人的に思ったりもしています。行間なんかも絶妙で、とにかく読みやすいです。

ダークモードは、ラインを多用したりホバーでの動きがあったりと、クリエイティブ感がグッと増していますが、素晴らしいライトモードがあってこそ、より映えているように感じます。

あと色がね、モーショングラフィックスと写真以外は、モノクロなんですね。レイアウトが良くないと成り立たないですよね。凄い!
自分の中では、2025年のminimal of th yearです。

余談ですが、中野さんのこのサイトのツイートをリツイートしてバズりました。まさに、他人のふんどしで相撲をとる、です。
中野さん、ごっつぁんです!

LQVE

https://lqve.jp/

またまた中野さんのデザインしたサイトです。改めて凄いデザインを作る方なのだな、と実感します。

このサイトを最初見た時、シンプルに只々超絶かっこいいと思いました。
中野さんのデザインを見ていつも思う事は、「新しい」です。
デザインの上手さだけでなく、オリジナリティのある物をいつもぶち込んできているイメージで、リリースされたwebサイトを見る度に目新しさや新鮮さを感じます。
ABOUTページは、ページタイトル周りのデザインから始まり、Our wayのレイアウトやアニメーション、Out teamの見せ方等、オリジナリティで溢れているように感じます。アイデア・発想が凄すぎる!

PROJECTページは、次のプロジェクトのファーストビューがフッターになっている感じで、クリックするとそのままファーストビューに展開するようになっています。こういうアイデアは、シンプルなwebデザインの上手さに加え、画面遷移等のアニメーションにも優れていないとなかなか出来ない事のように思います。
動きの多いサイトは、動かす所と動かさない所のバランスがとても難しいと思うのですが、そのバランスが優れているから、このサイトは動きが効果的になっているように思います。

あと、TOPページのフッター、かっこ良過ぎませんか。ファーストビューを三分の一位だけ見切らすなんて!これ最初見た時「なんじゃこれ、かっこ良過ぎるだろ!」と心の中で叫んでしまいました。

そして、このサイトも写真以外はほぼモノクロです。カーソルとアニメーション以外は色が付いていないと思います。アニメーション発動時に赤が使われていますが、普通は、赤を差し色として使いそうなものですが、だからこそアニメーション時の赤がより効果的に見えます。

ま~とにかく、オリジナリティがあってかっこいいサイトです。
「アイデアとビジュアルで人々に愛される」という言葉を体現しているサイトですね!

SOIL

https://soil-net.jp/

制作は、有名デザイン会社のShhhさんです。
このサイトで一番最初に目につくのは、罫線の多さだと思います。この多さは、凡人の感覚では絶対に出せない発想だと思います。
また、罫線の中でも太めの物を多く使っているのですが、個人的には太いラインは扱いが難しいものだと思っています。細いラインは、使う事でクリエイティブ度を高めたり、纏まりを出すのにとても有効のように思うのですが、太くなると一気に野暮ったさが増すように思います。それをこれだけ数多く使用して、これだけ洗練された印象を与えるデザインにしているのは、凄い驚きでした。

それにしても、全てのテキストに罫線が入っているんじゃないでしょうか。絶対にこんなアイデア浮かばないです。仮にもし浮かんだとしても、ここまで綺麗にまとめ上げるデザイン力、レイアウト力は自分にはないです。不可能です。
まさに「罫線の魔術師や~」です。

そしてこのサイトでもう一つびっくりしたのが、「日本語」です。
おそらくこのサイトは、海外向けの英文サイトで、特に日本語ページが用意されている訳ではない感じです。ですが、ブラウザの右クリックメニューの「日本語に翻訳」をクリックすると、当たり前ですが、日本語になります。何が凄いかと言うと、全く表示が変わらない。英文の時と全く同じ綺麗なレイアウトのままなんです!
普通、英文サイトをブラウザ機能で日本語翻訳するとフォントのサイズや文字数が変化して、レイアウトが崩れたり、崩れ無くても見た目が多少なりと変わってしまうものなのですが、英文の時と同じなんです!
おそらく、この事も想定してデザイン設計されているのではないでしょうか。驚愕です!

あと、このサイトも写真以外は、モノクロです。デザインの上手い人は色を必要としないのでしょうか。サイトの性質などによって変わるとは思いますが・・・。
自分の自主制作のサイトは色の塊です(笑)。

日進化成

https://www.e-nisshin.com/

やっぱりイラストが最高だ!そしてそのイラストを存分に生かしているデザインは更に最高だ!
制作は、イラストを見れば解るはず、NEWTOWNさんです。

イラストについては、説明不要だと思います。webをしている人なら知っていると思うし、相変わらず素晴らしいです。今回のイラストは、とてもカラフルで見ているだけでもワクワク楽しい気分になれます。アニメーションの動きなんかも、ホントにイラストの特徴を上手く捉えているなと感じます。
ファーストビューでこれがきたら、企業やサイトの内容がめちゃくちゃ気になってしまいますね。

背景の色もイラストの色とベストマッチなんじゃないかと思う位、色使いのセンスも感じます。
また、少し丸さを感じる大きくあしらった英文や、所々にフォントサイズを大きくしている日本語を配置しているのは、ページ全体をとても読みやすくしているように思います。

このサイトで一つ気になったのが、イラストを使っているページです。これだけ良いイラストなら全てのページで使いたくなるようなものですが、イラストを使っているページは、トップページだけです(代表挨拶の所にちょこっとだけ居ます)。ページの内容やコーポレートサイトである事をしっかり念頭に置いて設計されているのだろうなと感じました。

別にはなってしまうのですが、採用サイトは、イラストを存分に使った作りになっています。
多くの採用サイトは、実際の社員の写真を掲載しているものですが、このサイトはほとんどがイラストです。普通で考えると社員のインタビューのページなんて、絶対その社員の写真が使われるのに、写真は一切なく、全てイラストです。しかも鼻と口のないイラストです。
ただこのイラスト、可愛さも相まってか、とても安心できるというか、落ち着くんですよね。求人にエントリーする時って結構緊張しませんか。写真の社員がいかにも仕事できそうな人って感じだったらちょっとエントリー躊躇したり。このイラストだとなんかリラックスしてエントリーできそうです。

どちらのサイトもイラストを上手に活用した、素晴らしサイトだと感じます!

MEJINAVI 2025

https://www.mejiro.ac.jp/univ/mejinavi2025/

制作は、TryMoreさん というデザイン会社です。
このサイトも多くのギャラリーサイトに掲載されていたりと、いろいろな所で目にしました。

イラストの使い方や、色の使い方がとても上手で、特にレイアウトの中でのイラストの配置が絶妙なバランスだなと思います。大学のサイトと言う事もあり、若年層向けの、しっかりとユーザーターゲットを意識したデザインに仕上げているように感じます。

このサイトを見て一番感じる事は、情報が凄く綺麗に整理されている所です。
パッと見た感じでは、賑やかで少しごちゃついたイメージがあるかなと思いましたが、じっくり見て行くと全くそんな事はなく、ラインを使ってブロックを形成し、凄く綺麗に整理されている印象です。
ブロックの中は、文字数も多くなく、十分な余白も取っていて、情報の載っている所はシンプルにしている感じも、全体的に賑やかなイメージでありながらも非常に読み易いページになっているように感じます。
また、各セクションなどの大きな括りとなる場所のタイトル等は、緑色のドット文字にしたり、キーワードとなる数字は、太字の丸っこいフォントにしたりと、統一したルールを設け、それをアクセントとして配置している事も読み易さに繋がっているように思います。

あと、配色はとてもカラフルなのですが、どの色も少し彩度を抑えている感じがあり、賑やかだけれども少し落ち着いた感じもあり、情報を見る時にストレスを感じにくいように思います。

若年層を意識した、賑やかでお洒落なテイストのデザインであり、情報を伝えるという事もしっかりと設計されている素晴らしいサイトだと感じます!

社会福祉法人 功有会

https://www.yamatoen.or.jp/

制作は、有名制作会社のSHIFTBRAINさんです。
このサイトを見てまず最初に思ったのは「やさしい時間が流れる、温かいサイト」。
そしてレイアウトのバランスがめちゃくちゃ綺麗です。余白だとか、フォントサイズだとか、行間だとか、ホントに凄いなと。きっと多くの経験を積んだ凄腕デザイナーさんが作られたのだろうなと、推測しています。

決してインパクトのあるデザインでも、目新しい物が特段ある訳ではないのですが、一朝一夕でできるデザインではないように感じます。こういう特段目を引く訳ではないけれども、美しさや温かさを感じてしまうデザインは、デザイナーの目的を意識した小さな拘りやセンス、持っているバランス感覚なんかが、サイトの随所に散りばめられている感じがして、プロフェッショナルな側面も垣間見えるように感じます。

また、アニメーションも派手な演出や過度の実装はせず、しかし、デザインやサイト全体の柔らかく優しい雰囲気を明確にしている効果的なもののように感じます。所々でピコピコと動くイラストの動きも洒落の効いた、可愛くもあり、面白くもあるのは、見ていて自然と頬が緩みます。
最近は、慣性スクロールが多少敬遠されがちですが、このサイト程、慣性スクロールがマッチしているサイトはないんじゃないかと思う位デザインの雰囲気と合っているように感じます。些細な事ですが、こういう所に流行り廃りに流されず、冷静に効果的なものを選択しているのだなと、作り手の心情を勝手に想像し感じてしまいます。

もし、自分が介護施設などを探していて、このサイトを見たら、「ここ凄く良さそう」ときっと思います。

見ているとやさしい時間が流れ、情報と温もりを届ける、真のプロフェッショナルだからこそ作れる素晴らしいサイトだと感じます!

沖縄戦 全記録

https://x.gd/snp5O

最後、大とりです。とりはこのサイトと決めていました。
制作には多くの方が携わっているようなのですが、デザイナーは、クオートワークス代表のムラマツヒデキさんです。

とても残念なのですが、現在このサイトをweb上で見る事はできません。貼り付けているURLはムラマツさんのツイートになります。そして作られたのは、今から10年も前になります。2025年のサイトを紹介しているのですが、サイトの存在を知ったのが今年の夏だった事もあり、この場で紹介させて頂きます。

自分がこのサイトと出会ったのは、上記に貼ってあるムラマツさんのツイートからでした。
ま~かなりの衝撃でした。自分はweb制作を15年程やっていて、これまでに本当に沢山のwebサイトを見てきました。その中でもこのサイトは特別なサイトです。インタラクティブなサイトでユーザー操作で進んで行く作りになっていたと思うのですが、UIの意味だとか、作り手のUXへの思いとでも言うんでしょうか、そう言ったものをこれ程までに強く感じたサイトは今までにありませんでした。何かドキュメンタリー映画を見ているよな感覚もあり、ユーザー操作がこれほど違和感なくストーリーと密接にリンクするものなのか、と只々驚きの連続でした。
終盤は、デザインだとか、UIUXだとかそんな事は忘れて、沖縄戦の記録に没入していました。

ムラマツさんと言えば、「命賭ける問題」で炎上した事が記憶に新しいかと思います。当初は自分も、「随分過激な事を言うな、反発する人多いだろな」と思っていたら、案の定燃えました。吉原くらい燃えたんじゃないでしょか。
このサイトを見たのは、燃えた後なのですが、その時は「命を賭ける」は決して大げさな言葉ではなく、命を懸ける位本気で向き合っているのだな、と感じました。
経験、技術、センス、情熱、沖縄戦への深い理解、どれか1つでも欠ければ作る事は出来なかったであろう、と思う位のサイトでした。

実は、後でもっとじっくり見て、このサイトの記事を書こうと思っていて、1か月後位にアクセスしたら、もう見れなくなっていました。せめて去年くらいに出会えていればなあと・・・。

10年もの長い間、NHKが表示し続けていた事からも、大きな価値のあるサイトである事を物語っています。
出来る事なら、沖縄戦の記録と共に後世に残し続けて欲しかったです。
今から10年経った時に見ても、きっと素晴らしいのでしょう。

まとめ

まだまだ沢山紹介したいサイトがあったのですが、体力の限界!
記事書くのしんど過ぎる。

よいお年を・・・。

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