VDG(very good design)も、はや2回目を迎える事となりました。
時の流れの速さを感じる今日この頃です。
ここ最近は、毎日のように凄い制作実績を目にしていて、日々ボコボコにされている状態です。
そんな中でフルボッコレベルの凄いデザインを僭越ながら紹介させて頂きます。
中華そば 七八

https://shichi-hachi.theday-inc.jp/
「中華そば 七八」のwebサイトです。
制作者は、中野 浩明さんという方です。この方のデザインは、よくいろいろな所で取り上げられていて、どれもハイレベルです。
動きの演出としては、派手な事もしていないのですが、デザインがあまりにも良すぎて、存在感が凄いです。
レイアウトも、変則的とかでなく、ベタな感じなのですが、細かい所での小さな「あしらい」や、写真のちょっとした「ずらし」や、「余白の強弱」の使い方など、細部でのセンスがとても光っているように感じます。
動きの演出も控え目、レイアウトも割とベタ、色も王道の「中華色」、それなのにこれだけ圧倒できるデザイン作るって凄すぎます。
「ただ経験積んだだけじゃ、これは作れないな」と思わせるサイトです。
Kaito Note

Kaito Noteさんのポートフォリオサイトです。
動きの滑らかさ、レイアウトのバランス、色、とても「美しい」サイトだと思います。
デザインと実装のどちらともが、ハイレベルでなければ、この「美しさ」は、実現できないでしょうね。サークルのシンメトリーな感じも非常に美しさを感じます。
こういう「動きの多いサイト」をあまりよく思わないコメントを、Xで多々見るのですが、自分は、こういうサイトを見ると、動きの重要性をより強く感じます。webサイトは、ただ情報を伝えるだけが役目ではないと思います。
あと気になるのは、デザイン、実装を一人で全てされたのか、ですね。
もしそうなら「化け物」レベルです。
「作品と同時に美しさも伝えるポートフォリオ」だと感じました。
株式会社ON 採用サイト

「株式会社ON」の採用サイトです。
制作者は、デザインギャラリー「S5 Style」でお馴染みの、S5 Studiosさんです。
このサイトを最初見た時、圧倒された人は多いのではないでしょうか。
絵文字、イラスト、テキストを規格外の量で背景に流しています。まずこの発想が普通は出てこない。
サイトのキャッチが「可能性を、解き放て」ですが、解き放ってる感、全開です!
自分が、いいなと思うサイトに多々共通する部分として、「振り切った、大胆な発想が、しっかりまとまっている」があるのですが、まさにそれだなと感じます。
制作者としてでなく、一人のユーザーとして「見ていてワクワクする」サイトです。
「人は、興味を持てば、多少読みにくくても読む」「どれだけ読みやすくても、興味を持たなければ、誰も読まない」。
グラフィックデザイナーをしていた頃に言われた言葉です。
まさに「デザインは、ただ情報を伝えるだけが役目ではない」です。
「この会社なんかワクワクする仕事ができそう」そう思わせる採用サイトだと思います。
NEWTOWN イラスト

NEWTOWNさんの「イラスト」です。
デザイン関係の仕事をしている方なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
センスの塊、究極のミニマルなイラストだと思います。
シンプルでありながらも、オリジナリティに溢れ、個々の特徴をしっかりと反映(ご本人を見たことはないですが・・・)しています。
女性のイラストには「まつ毛」を付けていますが、普通、細目の線を3本位付けそうなのですが、太いのを1本だけです。こういう所に「発想・アイデアの力量」をとても感じます。
このイラストは、一瞬で覚えてしまい、頭の中に残り続けます。
デザインとして、「完璧」だと個人的には思っています。
「一目会ったその日から、忘れる事ができない、究極デザイン」そんなイラストだと感じます。
まとめ
効果的で、他にない発想・アイデア、そしてそれをデザインやサイトに落とし込める技術。
良いモノを創る人が持っているものだと思います。